ウイルス・細菌に汚染されたものが、直接または手を介して口から体内に入ることにより、腸炎をひきおこして嘔吐・下痢・腹痛が出現します。ウイルス性腸炎では嘔吐や水様下痢が2~3日程度つづき、細菌性腸炎では発熱や腹痛が強く、下痢も4~7日以上と長引く傾向です。
超音波検査で腸管の浮腫(むくみ)や拡張を確認し、症状が強い細菌性腸炎では、採血(白血球数・CRP)で評価して抗生剤を使用することもあります。ただ、多くはウイルス性であり対症療法が中心で、食事を控えて腸をやすめることが有効です。経口補水液(OS-1、スポーツドリンク)を少量ずつこまめに摂るようにして、脱水にならないようにしましょう。
*なお、当院ではノロ・ロタウイルス検査は行っておりません。