高血圧症の90%は遺伝性、塩分過剰、肥満などで生じる本態性高血圧で、その他にはホルモン異常などで生じる二次性高血圧があります。血圧が高い状態が続くと動脈硬化が進行し、脳梗塞・心筋梗塞・腎臓病などを起こしやすくなります。
まず普段の血圧を正確に知るために、家庭血圧を測定することが大切となってきます。起床後と晩、安静状態で2回測定して、その平均値が135/85mmHg以上が続く場合に高血圧と判断されます。減塩、肥満の改善、禁煙、節酒、運動や食事習慣の見直しなどを3か月程度行ってみて、それでも改善がない場合には薬の治療が必要なことが多いです。